Cloud RunのサイトがSEO対策済みでも検索に出ない?見落としていた裸ドメインのマッピング
Cloud Run GCP 読了時間 3分

Cloud RunのサイトがSEO対策済みでも検索に出ない?見落としていた裸ドメインのマッピング

サイトをGCPのCloud Runにデプロイし独自ドメインも設定、サイト内SEOも対応済みだったが、Googleで検索に出なかった。原因はCloud Runのドメインマッピングがwwwのみで、裸ドメインが未設定だったこと。裸ドメイン宛てのリクエストが届かず、インデックスされなかった。対策はサブドメインを空欄にしたマッピングを追加し、A/AAAAレコード(8件ほど)をお名前.comに追加して、DNSと証明書の反映を待つこと。

Cloud RunのサイトがSEO対策済みでも検索に出ない?見落としていた裸ドメインのマッピング

なぜか検索に出てこない

サイトはGCPのCloud Runにデプロイし、独自ドメインも取得している。ところがGoogleで検索しても、自分のサイトがほとんど出てこない。

設定を触る前に、サイト内でできるSEOはひととおり確認し、できる限り対応済みだった。それでも検索結果は変わらなかった。つまり原因はページの内容そのものではなく、その手前――検索エンジンがそもそもこのサイトにきちんとアクセスできているか――にある可能性が高い。

原因:wwwにはマッピングがあるのに、裸ドメインにはない

GCP ConsoleでCloud Runの「カスタムドメインのマッピング」(ネットワーク マッピング)を開くと、見落としやすい非対称性がある。

  • www.あなたのドメイン にはマッピングが設定されている。
  • あなたのドメイン(裸ドメイン、つまりwwwなしのトップレベルドメイン)には何も設定されていない。

これが問題だった。訪問者や外部リンクでは、wwwなしの裸ドメインが使われることが多い。そのドメインがサービスにマッピングされていなければ、リクエストはサイトに届かない。検索エンジンから見れば、裸ドメイン宛てのリンクは開けないのだから、インデックスされるはずもない。

修正:サブドメインを空欄にしたマッピングを追加する

やり方は難しくない。ポイントは「サブドメイン」欄を空にすることだ。

  1. Cloud Runのマッピング画面で「マッピングを追加」をクリックする。
  2. サブドメインの指定では何も入力しない。空欄は裸ドメイン自体をマッピングする意味になる。
  3. するとCloud Runが必要なDNSレコードを表示する。提示されたA/AAAAレコードをすべて(合計8件ほど)そのままお名前.comに追加する。
  4. お名前.comで裸ドメインのレコードを追加するとき、「ホスト名」は通常空欄にする。最終的に vibecodingjapan.com と表示されることを確認し、TYPEとVALUEはCloud Runの表示どおりに入力する。

DNSと証明書の反映を待つ

レコードを追加しても、すぐ使えるようになるわけではない。DNSの反映とHTTPS証明書の署名・発行が必要だ。Googleの説明では、証明書は通常15分ほど、長い場合は24時間かかることもある。

この間、設定が「効いていない」ように見えても正常なので、何度も設定を変更する必要はない。反映されたあとで、裸ドメインが正常に開けるかを確認しよう。

この対応が解決すること、しないこと

はっきりさせておきたいのは、裸ドメインのマッピングを補うことで解決するのは「サイトにアクセスできるか」という前提だということだ。これはインデックスの必要条件のひとつではあるが、十分条件ではない。裸ドメインが開けなければ、検索エンジンもユーザーも最初の段階でつまずく。マッピングを補ったあとも、コンテンツの質や被リンク、サイト構造といった要素はこれまでどおり影響する。

より正確に言えば、サイト内のSEOをやり切ったのに検索に出ないときは、ページ上の最適化をさらに重ねるより前に、こうした最も基本的な「到達可能性」を確認する価値がある。

VIBECODING

AIと開発現場の知見を、読みやすい記事として届けます。

© 2026 VibeCoding Japan, Inc. All Rights Reserved.