感情を安定させるのではなく、芯を安定させる — 心理学40年が語る感情の扱い方
感情の安定 芯の安定 読了時間 2分

感情を安定させるのではなく、芯を安定させる — 心理学40年が語る感情の扱い方

「大人の最高の教養は感情が安定していること」という通説には問題がある。感情は敵ではなく、怒りは境界線が侵害されたシグナル、不安は欲求が満たされないシグナル、悲しみは大切なものを失った情報だ。抑え込んでも感情は消えず、別の形で反噬する。必要なのは感情をなくすのではなく、感情に持っていかれないことが大切だ。

感情を安定させるのではなく、芯を安定させる

今、こんな言葉が流行っています。大人の最高の教養は「感情が安定していること」だと。

心理学を 40 年研究してきた専門家が断言した、この言葉には問題があります。

感情は敵ではなく、シグナルである

なぜ問題なのか。それは、感情は決して敵ではないからです。感情はシグナルです。

  • 怒り:境界線が侵害されたというシグナル。
  • 不安:欲求が満たされていないというシグナル。
  • 悲しみ:大切なものを失ったという情報。

無理に抑え込んでも、感情は消えません。別の形で自分に跳ね返ってくるだけです。

必要なのは感情の安定ではなく、芯の安定

感情は来てもいいし、去ってもいい。けれど、自己評価、自分が誰であるかという認識は、安定していなければなりません。

カリフォルニア大学の心理学研究

カリフォルニア大学の心理学研究では、感情に名前をつけて出力するだけで——「今、失望している」「今、理不尽さを感じている」——脳の負の活動が低下し、感情が消え始めることが分かっています。

感情をなくす必要はありません。必要なのは、感情に持っていかれないことです。

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