感情を安定させるのではなく、芯を安定させる
今、こんな言葉が流行っています。大人の最高の教養は「感情が安定していること」だと。
心理学を 40 年研究してきた専門家が断言した、この言葉には問題があります。
感情は敵ではなく、シグナルである
なぜ問題なのか。それは、感情は決して敵ではないからです。感情はシグナルです。
- 怒り:境界線が侵害されたというシグナル。
- 不安:欲求が満たされていないというシグナル。
- 悲しみ:大切なものを失ったという情報。
無理に抑え込んでも、感情は消えません。別の形で自分に跳ね返ってくるだけです。
必要なのは感情の安定ではなく、芯の安定
感情は来てもいいし、去ってもいい。けれど、自己評価、自分が誰であるかという認識は、安定していなければなりません。
カリフォルニア大学の心理学研究
カリフォルニア大学の心理学研究では、感情に名前をつけて出力するだけで——「今、失望している」「今、理不尽さを感じている」——脳の負の活動が低下し、感情が消え始めることが分かっています。
感情をなくす必要はありません。必要なのは、感情に持っていかれないことです。

